発達障害で就職が難しい理由3選!障害者枠でもつらい?諦めないで適職はこれ!

発達障害者の就職支援って具体的にどういうものがあるのでしょうか?

早速、厚生労働省のホームページを開いてみました。

  • 発達障害者雇用トータルサポーター
  • 地域障害者職業センター
  • ジョブコーチ支援……etc

なんだか頼もしいワードが続々です。

ハローワークが監督官庁ということなので、早速地元のハローワークに行ってみました。

じんや

すみません、発達障害者雇用トータルサポーターの方をお願いします。

職員

???え、あの、こちらはハローワーク○○なんですが?

じんや

はい、厚生労働省のホームページを見て来させてもらいました。

職員

すみません、分かるものに代わりますので少々お待ちください…

結論から言いますと、このハローワークには発達障害者雇用トータルサポーターはいらっしゃいませんでした。

地域障害者職業センターやジョブコーチ、その他etcについて尋ねても、

職員

それ、本当にハローワークの業務ですか?

なんて感じのお答えです。

調査の結果分かった事ですが、筆者の住む県内には

発達障害者雇用トータルサポーターはたった1名。

その他サービス内容に関しても、

職員

ネジをちゃんと締められるか、をやってもらってですね……

なんて回答です。

アスペルガー、ADHD、学習障害……、各種症状別の求人情報なんかがあるってわけでもないようです。

SNSで実際の利用者さんの声を見つけました。

口コミ

ハゲてる人にハゲって言うでしょ?

あやこ

そんな失礼な事言いません!

こんな会話から始まったそうです。

発達障害について研究や議論が盛んに行われるようになってきたのはここ最近の話です。
きちんとした理解が進み、有効なノウハウが蓄積されて行くまでには、まだまだ膨大な時間がかかる事は間違いないと思います。

では、現代に生きる発達障害者が社会で活躍することはやはり難しいのでしょうか?

安心してください今日は筆者が実際に出会ってきた働く発達障害者の実例を紹介しながら、皆さんと一緒に具体的な道筋を考えていきたいと思います。

重要なお知らせ!

発達障碍者でも活躍している人はたくさんいます。

ひとりでなやんで泥沼にはまる前に、専門のアドバイザーに学びましょう!

以下の転職エージェントには専門のキャリアアドバイザーがいるので、まずは無料で相談からしてみよう。

おすすめの障がい者専用転職エージェント


ランスタッドチャレンジ
【公式】https://www.randstad.co.jp
信頼の障がい者専用転職エージェント!長期で就労したいならココで相談すべき

  • dodaチャレンジ
    【公式】https://doda.jp/challenge/
    紹介実績No1、さらに95%の定着率を誇る!ホワイト企業で働きたいあなたに
  • アットジーピー
    【公式】https://www.atgp.jp/
    サポートに定評あり!転職に不安や悩みがある人向け
  • 障害者雇用バンク
    【公式】https://syogai-koyo-bank.com
    【20代・30代におすすめ!独自の求人だけでなくハローワークの求人もみれる
  • リタリコ仕事ナビ
    【公式】https://snabi.jp/
    圧倒的求人数の保持!ついに運命の会社があなたへ
タップできる目次

発達障害者の就職が難しいと言われる3つの理由

発達障害者の就職が難しいと言われる3つの理由

それでは、詳しく紹介していきます。

臨機応変にできない。ころころ態度を変えられな

一般社会の中で集団組織に属して生活していくには、他者との協調性が重要となる場面が多々あります。

これが就職試験の場合、特に面接では「自分の本音」よりも「面接官が求める正解」を答えなければならない、という形で現れます。

簡単な例を挙げますと、

民間企業の面接では「周りがあっ!と驚くような画期的なアイデア」

逆に公務員試験であれば「現実的で保守的なアイデア」が喜ばれる傾向にあります。

かめさん

就職試験で現実的に採用を勝ち取るためには、ある程度の演技をしなくちゃいけないよね。

じんや

だけど僕らは、自分を偽ることがすごいストレスなんだよね。

自己分析が苦手。適正のない仕事を自ら選んでしまっている事

自分が好きな事、価値観や哲学などを皆さんとても大切にされていると思います。

仕事選びにおいて、これが上手く作用してくれると良いのですが、そう簡単には事は運んでくれません。

例えば自分が大好きなスポーツが自分に才能があるものとは限りません。

障害者も健常者も同じですが、どれほど野球を愛し、懸命な努力を続けても、やはり野球の才能がなければプロ野球選手としては活躍することはできません。

かめさん

”なりたい自分”と”なれる自分は”は必ずしも一致しないよね。
理想と現実のギャップてやっぱり辛いなあ。

やはり偏見が強いため、オープン応募の場合は即不採用となってしまうケースがある

障害者枠の求人では一部の例外を除き、障害の種類に関係なく応募できる求人内容となっています。

ですが現実の選考基準は外部からは見えない構造になっているのは半ば常識です。

例えば一般求人でも、

「主婦歓迎」や「女性活躍中」という記載があれば女性募集中です、という意味合いが強いです。

「社員の平均年齢20代」なんて記載は若年者向けの求人です、という暗示の可能性が高いです。

あやこ

障害種別不問て記載の求人も、必ずしもそのまま真に受けちゃいけないってことね。

かめさん

就職試験を受ける前に、できればその企業の実際の採用実績も調べておいた方が無難だろうね。

発達障害の仕事でよくある質問と回答

発達障害の仕事でよくある質問と回答
発達障害者は自分の信念をとても大切にする?

よく言えば曲がったことが大嫌い、

悪く言えば融通が利かない、と言えると思います。

一般的な日本企業でサラリーマンとして働いていく中では、長いものに巻かれなけらばならない場面はどうしたって訪れます。

ですが、お金や安定した生活よりも自分の信念
(正義とも言い換えることができるかもしれません)

が大切な発達障害者はこれができないのです。

信念を曲げるくらいなら、こんな所にはいられない。

こういう結論に至ってしまうのです。

じんや

生きていく上では”お金”は大切だけど、自分の気持ちに嘘をつくのも辛いんだよね。はぁ。

プログラマーとか学者向きって良く言われるけど、そんなの自信ない!

あくまでも、ほんの一例です。

そもそもプログラマーや学者って障害者だろうと健常者だろうと簡単になれるものではありません。

ある程度の才能とたゆまぬ努力が必須です。

先にも書きましたが、明らかに自分に適性がない仕事を自ら選ぶ必要はありません。

しっかりと自分を見極める能力を養っていけば良いのです。

かめさん

障害者とか健常者とか関係なく、自分の事をしっかり見つめ直すってやっぱり大切な事だよね。

たくさんある転職支援会社、どこを使えばいいの?

ちょっとしたコツをお伝えします。

転職エージェントに登録した後、まず100%電話かオンラインでの面談があると思います。この最初の面談の段階でこちらから、

  • 自分が希望するエリアに
  • 自分が希望する職種の求人を
  • 何件持っているか

聞いてしまいましょう。

どんなに評判が良くて実績もあるエージェントだとしても、

上記に当てはまる求人を持っていなかったら、はっきり言ってこちらとしてはお話を続けても時間のムダです。

なんとなく「先方に悪いな」って思ってしまう方もいると思います。

でも安心してください、向こうも商売でやってます。

結局こちらの希望を叶えることができないのなら、エージェントも報酬がもらえずに、

お互い時間のムダでした、なんて結果になってしまいますからね。

あやこ

その道のプロと言っても、やっぱり得意分野と苦手分野があるのは当然よね。ミスマッチは最初のうちに解消しとくのがお互いのためよね。

症状別、発達障害者におすすめの仕事まとめ

症状別、発達障害者におすすめの仕事まとめ
じんや

学者やスポーツ選手になれるような特別な才能がなかったらどうしたらいいんだろう?

かめさん

例えば、こういうお仕事をしている人達がいるよ。

  • 予備校講師
  • 家庭教師
  • 児童指導員
  • パーソナルジムトレーナー
  • ドローン操縦士
  • カメラマン
  • 保育士
  • ECショップ運営

3つの職業について体験談をお話します。

予備校講師Aさん 症状:ADHD

予備校講師として頑張っている
予備校講師で頑張る

Aさんの夢は弁護士でした

ですが司法試験は日本最難関試験の一つです。

参考書を開いてみてもチンプンカンプン。

何が書いてあるのかすら分からなかったそうです。

Aさんはある作戦を思いつきます。

法律関係の難易度の低い資格から勉強していき、合格したら少し難しい資格に挑戦、これを繰り返す、という作戦です。

まずAさんは行政書士に合格しました。

そして次は宅地建物取引主任士、その次はマンション管理士……etc

短絡的で先の事はあまり考えない、Aさんらしい作戦、最初は成功したかに思えましたが…

この過程でAさんは土地家屋調査士が次の目標になりました。

あ、測量の勉強もしといた方が良い、と思いたち、すぐに実行、測量士補に合格しました。

あ、いい弁護士にはなるには教養も必要!

次は秘書検定に挑戦、その次はビジネスマナー、簿記、キャリアカウンセラー……etc。

衝動的で注意力散漫な実にAさんらしい発想の数々。

こんな毎日を繰りかえしていたAさんですが目標が社会保険労務士になった頃、ようやく理解してしまいます。

「こんな事を繰り返していたら100年かけても弁護士なんかにはなれない!」

目標を失ったと同時に何年間にも渡る努力が全て無に帰してしまい、ぬけがらのような毎日を送っていたAさんですが、友人のある言葉に救われました。

いくら法律が好きでも普通そんなに勉強できないよ。
勉強を仕事にすれば良いんじゃない?

気づいたら、20個以上の資格を取得していたAさん。

現在は誰もが知る大手資格予備校で自身が受験勉強で培ったノウハウを惜しみなく提供し、名物講師として教鞭を振るっています。

家庭教師Bさん 症状:学習障害

Bさんは小学校6年間でテストでは100点満点しか取ったことがなかったそうです。

中学校ではさすがにオール100点とはいかないも、常に学年上位をキープ。

幼い頃より将来を有望視されたBさんでしたが、高校3年生時の旧センター試験の結果は目を疑う内容でした。

国語は200点満点中なんと190点!(学校トップ)なのに英語や社会科、化学は偏差値50前後、そしてなんと数学は偏差値30付近という結果に!

理系大学を希望していたBさんですが、なくなく文系大学に進みます。

大学は希望通りとはいかなかったBさんですが、新たな目標を見つけます。

“税理士”です。

税法の参考書を開いたBさん「あ!結構わかる。大丈夫そう」自信満々で勉強を始めます。

会計の基礎を学ぶため、まずは日商簿記2級から挑戦しますが全く歯が立ちません。

気を取り直して3級から受験、これもあっさり落ちてしまいます。

実はBさん、自分も周りもずっと気づかなったのですが、学習障害だったのです。

国語(とりわけ文章読解力)が優れていたため、教科書の文章を素早く正確に読み解く能力に長けており、中学生レベルまでは他教科もカバーできていたのですが、高校生レベル以上になると通用しなかったのです。

就職試験においては、鋭いディベート力でいつも面接官を唸らせます。

ですが、ペーパー試験では計算問題で時間を浪費し、空間理解などは一問も解けない時も。

実に30社以上から不採用通知を受けとってしまいます。

途方に暮れていたBさんですがたまたまネットで見つけた広告で人生が変わります。

「体育専門家庭教師 募集中」です。

地方ではまだあまり知られていませんが、都市部ではじわじわと注目を集めているようで、

引退したプロ野球選手や、元Jリーガーなども在籍しているそうです。

これをヒントにしたBさん、現在は現国・古文・漢文を中心とした国語専門家庭教師として活躍されています。

児童指導員Cさん 症状:アスペルガー

アスペルガーを乗り越え児童指導員に
アスペルガーを乗り越え児童指導員

Cさんは子供の頃からずっと「変わり者」と言われていたそうです。

まず待ち合わせは必ず10分前ちょうどに到着。

相手が10分ほど遅刻してくると、Cさんはもう帰っていたそうです。

Cさん曰く、「だって向こうはたった10分の遅刻っていうけどこっちは20分も待ったんですよ」との事です。

釣りが大好きで、良い漁場を求めてなんと自転車で20㎞以上も先の海岸へ出かけたり、包丁とまな板も持参して、釣った魚をその場で自分で刺身にしたり。

これなんと、まだCさんが小学生の頃の話です。

Cさんの大学時代のお友達からはこんなエピソードも

「SNSが数分単位で更新されるんです」

CさんのSNSをフォローしていると、一日に数十件を超える投稿がざらにあり、着信音がひっきりなし!

Cさんとのお付き合いが短い人はみなびっくりしてしまい、距離を取られてしまう事も多々あったそうです。

最近のCさん、さらなる漁場を求め船舶免許を取得、刺身の腕を上げるために調理師免許を取得とさらなる進化を遂げていきます。

Cさんと連絡先を交換した後は、筆者もびっくりが続きます。

なんと午前4時に「今日暇ですか?お昼食べに行きましょう」と言うメールです。

午前7時にメールに気づいた筆者は「大丈夫です。空いています」と返信したのですが、

Cさんからは「3時間も待ったのに返事がないから、もう別の予定を入れちゃいました」

って感じです。

凝り性でとにかくまっしぐら、他人の評価なんてお構いなし。

Cさんは自分の事を「アスペルガーの鏡」なんて冗談交じりに話します(笑)

こんなCさんのお仕事は、児童発達支援事業所(放課後等デイサービス)の指導員です。

自分では全く気にはならないものの、周りの人から「おかしい」と指摘されることを教材として使い、「自分と同じように、周りからおかしいと言われている子供たちの未来のために奮闘されています

まとめ

まとめ

法律改正などにより、発達障害者に関する情報などが一般的にも普及し初めては来たものの、その情報事態がまだまだ偏見が色濃い内容であると言わざるを得ません。

筆者は障害当事者の精神保健福祉士として、オープン応募で発達障害者の社会復帰施設で指導員として勤務していましたが、パワハラ上司との争いでその職を失ってしまいました。

当時は「自分の正義をつらぬいた」つもりでしたが、あの時、本当に私が成さなければならなかった事は「我慢する姿」を利用者に見せること。

だったと深く反省しています。

車イスの人は誰かが押してくれます。

現在のそういった一般社会からの理解は彼らの先人たちの努力の賜物です。

発達障害者の未来は今を生きる、私達の努力にかかっています。

筆者が出会ってきた、愛すべき働く発達障害者の姿が、皆さんの背中を押してくれることを信じています。

転職エージェントがしてくれること
転職エージェントがしてくれること

就職の背中ををしてくれる無料のサービス”転職エージェント”も活用しましょう。

特に、発達障害者向けであるリタリコ仕事ナビがおすすめです。

おすすめの障がい者専用転職エージェント


ランスタッドチャレンジ
【公式】https://www.randstad.co.jp
信頼の障がい者専用転職エージェント!長期で就労したいならココで相談すべき

  • dodaチャレンジ
    【公式】https://doda.jp/challenge/
    紹介実績No1、さらに95%の定着率を誇る!ホワイト企業で働きたいあなたに
  • アットジーピー
    【公式】https://www.atgp.jp/
    サポートに定評あり!転職に不安や悩みがある人向け
  • 障害者雇用バンク
    【公式】https://syogai-koyo-bank.com
    【20代・30代におすすめ!独自の求人だけでなくハローワークの求人もみれる
  • リタリコ仕事ナビ
    【公式】https://snabi.jp/
    圧倒的求人数の保持!ついに運命の会社があなたへ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

ご意見をお寄せいただけると幸いです

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

タップできる目次