統合失調症に向いてる仕事7選!選ぶ方法を知れば適職がきっと見つかる

筆者は、統合失調症を17歳に発症して12年が経ちました。

療養を経て、一般雇用、通所型作業所、特例子会社、障害者雇用・・と経験しています。

統合失調症のある人に向いてる仕事は『情報量の少ない仕事』です。

筆者と一緒に向いている仕事をもう少し踏み込んで考えていきましょう。

この記事でわかる3つのこと

  • 統合失調症のあるかたに向いている仕事&避けるべき仕事
  • タイプ別職種
  • 就労移行支援など、あなたに合わせた仕事探しの方法

本記事では、統合失調症のあるかたに寄り添った経験と専門家の意見などを踏まえ、向いてる仕事と探し方を紹介していきます。

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統合失調症のある人に向いてる仕事の選び方

あやこ

何に向いてるのか分からないわ……

統合失調症のある人が仕事を選ぶときには、ストレスの程度をよく考える必要があります。

主に、

  • 勤務時間(週何日、1日何時間か)
  • 業務量
  • 仕事内容

などです。

統合失調症は、ストレス脆弱性がみられ、あらゆる要因が重なることで発症するためです。

再発も十分あり得るので、仕事は慎重に選ぶことが大切です。

まずは、仕事を選ぶ前に、自己理解から深めていきましょう。

‘’統合失調症は、こころや考えなどがまとまりを欠いた状態になる病気です。‘’(厚生労働省)

統合失調症の症状は千差万別といわれていますが、主に下記の3つの症状がよくあげられます。

  • 実際にはないものを知覚する「幻覚
  • ほかの人にとってはあり得ないと思えることを確信してしまう「妄想
  • 支離滅裂で、まったく脈絡のないことを言ったり考えたりしてしまう「考えの混乱

こういった症状から感覚過敏になり、倦怠感など疲れやすさが出るのも特徴の一つです。

統合失調症は、およそ100人に1人の割合で発症すると言われています。

意外かもしれませんが、ありふれた病なのですね。

さらに、仕事に悩んでいる人は、

  • 陽性症状による幻聴・幻覚・妄想で集中力が低下する
  • 陰性症状により意欲の低下がみられる
  • 認知機能障害で、思考力が落ち、作業内容の理解に時間がかかる
  • 長い療養期間明けで感覚過敏になり、環境の適応がしんどい
  • 焦燥感があり、そわそわ・ふわふわする

このような悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか。

あやこ

職場の人に陰口や悪口を言われているような気がする……

「被害妄想」も統合失調症のつらい症状のひとつです。

あなたが統合失調症であるからこそ、自分の特性を理解し、無理なくできる環境を探しましょう。

では、次に大前提になる3つのポイントをみていきましょうね。

大前提になる3つのポイント
  • 通院や薬の服用を続けること
  • 定期的なカウンセリングを受ける
  • 焦らない

統合失調症のかたは、就労意欲が高く、もともとのポテンシャルが高い人も多くいます。

しかし、症状がひょっこり顔を出すと、自分の力を発揮するのが難しくなってしまいます。

そこで大事になってくるのが、自分のストレスの程度を知るための専門家との連携・相談

これらの専門家は障害者支援のプロなので、的確なアドバイスをもらうことができます。

あなたに合った働き方は必ずあるので、前を向きましょう!

統合失調症に向いてる仕事7選

統合失調症のある人に向いている仕事を一緒にみていきましょう。

上記は、参考動画です。

おすすめの仕事7選理由
一般事務マニュアルが完備されているところが多い
商品管理検品、ピッキングなど決められた工程をする安心感
在宅ワーク感覚過敏があっても、自分で落ち着ける作業環境を選べる
イラストレーター自分の感性を活かせる
ポスティング周りに合わせず小休憩を入れられる
復帰したてのリハビリとしておすすめ
清掃週2~3日の求人あり
決まった作業を繰り返すので、作業効率を上げられる
カート回収週2~3日の求人あり
決まった作業を繰り返すので、作業効率を上げられる

一般事務

一般事務とは、企業や官公庁、その他の団体での一般的な事務作業を指します。

基本的にはオフィスワークがメインで、書類作成やデータ入力を担当します。

マニュアルが完備されているところも多いです。

会社の基幹システムを使ってデータ入力するのみの仕事もあります。

ルーティンワークなので、幻覚・妄想と言った病の影響を受けにくいでしょう。

商品管理

検品・ピッキングなどの商品管理もおすすめです。

検品とは商品に傷や汚れや破損がないかみる作業です。

ピッキングとは、伝票や指示書に基づいて、商品を取り出す(ピックアップする)作業です。

ひとつひとつ指差し確認して、確実にこなしながら、自分のペースでできます。

あやこ

集中力もいるので、適度に休憩しましょうね

テレワーク

テレワークは、就業先のオフィス以外の場所で働くことを指します。

外に出ると、音や人の視線、話し声、目に映る情報などいろんな刺激で溢れています。

テレワークでは、自宅・静かなカフェなど自分に合った環境を選んで作業できますよ。

不調の時には、周囲の目を気にせず自分のタイミングで頓服を飲めるのが良いですね。

イラストレーター

イラストレーターとは、商品や雑誌・書籍・ポスターなどに使われる「イラストを描く人」のことを指します。

統合失調症のあるかたにはアーティスティックな才能を持つ人が多いと聞いたことがあります。

こちらはイラストレーターのさいこさんです。

飼い猫のねこちゃんサイドから描かれているマンガも個人的に好きです。

自分の発信がきっかけに人と仕事を繋げてくれると思うと、すこしワクワクしますよね。

ポスティング

ポスティングとは、フリーペーパーなどをポストに入れていく仕事です。

復帰したてで本格的な社会復帰のリハビリとして良いと思います。

周囲に合わせることなく、自分のペースでできることがメリットのひとつです。

適度な運動にもなるし、おすすめですよ。

あやこ

フリーペーパーの配達で、2時間程度のものもあるみたい!

清掃

清掃とは、ビルやホテルや病院など建物の中をきれいにする仕事です。

決まった工程を繰り返すので、作業効率の向上が見込めます。

幻覚や妄想がありながらも、毎日同じ作業をするので影響が受けにくいとも言えますね。

あやこ

心理的負担は少ないかも

清掃業の中には、ベッドメイクのようにずっと走りまわる仕事もあります。

疲労でイライラするなどもあるので、体力の消耗が激しくないものを選ぶのがおすすめです。

カート回収

週2~3日までの求人もあるみたいなので、チェックしてみましょう。

カート回収とは、置場に数が多くなったショッピングカートを回収して、店舗内の他のカート置場へ移動させて整理を行う仕事です。

コミュニケーションも少なく、ひとり作業なので、自分のペースでできる仕事です。

あやこ

できそうだったらチャレンジ!

【タイプ別】統合失調症におすすめの仕事

統合失調症のあるかたにおすすめの仕事を3つのタイプに分けてみました。

  • 障害者雇用の仕事
  • 人と接することが少ない仕事
  • 業務委託の仕事

では、詳しく見ていきましょう。

障害者雇用

統合失調症のあるかたへの周囲の理解は働く上で重要です。

体調が安定していても、理解がないと感じると孤独に思って容易に不調になる傾向にあるためです。

障害者雇用は、障害の特性に合わせた支援を受けやすいのでおすすめです。

しかし、合理的な配慮をお願いする際に、相手に伝わる説明をする努力が必要になります。

それがプレッシャーに感じる当事者のかたは少なくないようです。

あやこ

理解されにくい病だと思うから、伝わる説明ができるか心配……

そこで、

  • 支援機関と繋がる
  • ジョブコーチにきてもらって評価してもらい一緒に考える
  • 主治医や看護師、ケースワーカーに相談する

以上3点が、合理的な配慮を求める際の自己理解を深めるうえで大切になってきます。

支援機関などの詳しい内容については後ほど紹介しますね。

障害者雇用では、不調の際に業務量や勤務時間などの調整を相談できるでしょう。

すべての要求が通るのではなく、合理的な判断に基づき調整されます。

人と接することが少ない仕事

  • ライター
  • イラストレーター
  • 在宅ワーク

これらの仕事は、基本的に一人で完結する仕事で、人と関わることでの情報量も少ないでしょう。

人と多く関わる在宅ワークにチャレンジ


筆者の体験談になりますが、主治医からもともと在宅ワークを勧められていました。

しかし、人と関わりたかった筆者は、人と接することが多いタイプの在宅ワークをみつけて就職。

充実していましたが、ある日突然体調が悪くなり休職。

主治医からは、『情報量が多いためになった不調』と診断されました。

あやこ

テレワークってひとりで黙々と作業するイメージだった!

不調の原因は、情報量の多さだった!

ここでいう情報量とは、人との関わり・新たな体験・興味深い情報を指します。

長い療養期間を経て、人と多く関わる新たな体験・新たに習得する業務

人と関わることで得る、「うわさ話」「雑談」などの興味深い情報。

環境に適応すべく自己理解を深めるためのインターネットの検索情報も膨大でした。

情報量が多いと、考えが混乱したり、ネガティブな妄想が広がってしまいました。

あやこ

考えることが増えてしまったんだね

気づいた、安定することの大切さ

人と接することが少ないと、こういった情報量も抑えられるので安定して過ごせると思います。

主治医の見解では、いずれは症状が良くなり、ステップアップも望めるとのことでした。

悲観せず、いま自分にできることを考えるのが大事です。

業務委託の仕事

”業務委託とは、

  • 雇用関係のない企業から仕事を委託され、
  • 特定の業務を行うことで報酬が支払われる

働き方のことを指します。”

たとえば、ライターでいうと「3記事 募集」などがあります。

あやこ

でも、業務委託だけで生計を立てることは簡単ではないよね

はい。その通りです。ここでは働き方のひとつとして紹介しますね。

業務委託のメリットは、

  • 得意分野で活躍できる
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 働き方の自由度が高い

ことがあげられます。

デメリットは、仕事を自分で見つけなければならない・労働基準法が適応されないことです。

自分の責任で、自分の裁量で業務委託の働き方を選ぶのもひとつですよね。

これからは、働き方の多様化も一層加速していくと思われます。

興味があるかたは、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなども調べてみてくださいね。

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統合失調症において避けるべき仕事

統合失調症において、どうしても避けないければならない仕事があります。

  • 自衛隊の一般応募
  • 医者・看護師・救急救命士
  • コンサルタント

それでは、みていきましょう。

自衛隊の一般応募

不合格疾患
5 精神及び行 1 人格障害、精神遅滞、認知症、統合失調症、感情障害(躁動の障害 うつ病等)の疑いがあるもの又はその既往があるもの

参考:自衛隊

自衛隊では、組織として常に集団行動が求められます。

残念ながら、上記のように統合失調症のある人は受験資格が得られないので気を付けましょう。

しかし、自衛隊での障害者雇用はあります。

主に、事務職がメインになり、国家公務員の一員として働けます。

気になるかたは、こちらをチェックしましょう。

医者・看護師・救急救命士

これらの職業は、突発的な問題を臨機応変に解決したり、素早く適切な判断をしなくてはなりません。

大きなプレッシャーがある状況下で、統合失調症の症状が出てきてしまう心配もあります。

人命にかかわる仕事なので、決める前に焦らずよく考えてから周囲のアドバイスを仰ぎましょう。

コンサルタント

コンサルタントは、常に論理的な思考ができる状態であることが望まれます。

統合失調症の症状が重い場合は、思考がまとまりにくくなるので、複雑な問題解決も向きません

うまくいっても、がんばって適応してきた疲労が蓄積し、ダウンしてしまう心配もあります。

この仕事がしたい!という強い意志のあるかたは、よく主治医と相談して進めていきましょう。

統合失調症の人が仕事をする上で工夫すべきポイント

統合失調症のある人が仕事でできる工夫はたくさんあります。

その中の5つをピックアップしてみましょう。

  • 通院や薬の服用を継続する、断薬しない
  • 不調の前兆を知っておく
  • 定期的なカウンセリングを受ける
  • 環境の変化に注意する
  • 適性検査を受けよう

詳しく見ていきましょう。

通院や薬の服用を継続する、断薬しない

薬の副作用が気になって、薬を飲むのを辞めてしまう人がいます。

そうすると、幻覚・妄想の症状をぶり返したりして、症状が以前よりも重たくなったりします。

あやこ

せっかく療養して回復したのにもったいないですよね

副作用が気になる場合は、どのような症状になるのか主治医に相談しましょう。

副作用にはたとえば、

頭がぼーっとする
体重が増えた
のどが渇く

などがあります。

通院の継続も、症状改善の要です。

日々の変化を主治医に伝えることは、主治医が今後アドバイスするときの必要な情報となります。

筆者は、受診のときに日々の変化を書いたメモを持って、主治医に伝えてますよ。

不調の前兆を知っておく

不調の前兆を知っておくと、具体的な対策ができます。

不調の前兆はなに?

筆者は、頭がぼーっとする・頭の中が忙しくなる・会話に集中できなくなるが不調のサインです。

こういったときは、日常でのあらゆる情報量を振り返ります

そして、人と会う日を調整したり、買い物はインターネットで済ませておうちでゆっくり休みます。

過去に、不調のサインに気づけない時期もありました。

そこで、日々の変化に気づけるように次の習慣を身に着けました。

からだのモニタリング

「いまわたしの身体、元気かな?」
「ストレスどのくらい感じる?」
「集中力は?」など自分に問いかけてみる

いま話題になっている「瞑想」にあたると思います。

疲れていたら、いまはペースを落として何時間かはゆっくりしようと対処します。

この観察・対処を繰り返すと、無理をする前に立ち止まることができます。

おすすめなので、試してみてください。

定期的なカウンセリングを受ける

話すことで、考えを整理することができます。

そして、思っていたよりも自分が偏った捉え方をしていることに気づいたりもします。

思い込みが訂正できない場合に「妄想」と定義されています。

その思い込みが早い段階で気づけると、訂正できるので妄想ではなくなりますよね。

服薬とあわせて、人と話すこともお薬になりますよ。

あやこ

信頼できる人と話すことを大事にしてくださいね

環境の変化に注意する

統合失調症のある人は、就職、結婚、出産などのタイミングで大きなストレスを感じやすいと言われています。

筆者は、3年間仕事を順調に続けていたタイミングで一人暮らしを始めました。

しかし、長らく環境に適応できず、あらゆることがうまくいかなくなりました。

慣れない環境で不安が大きくなり、被害妄想が酷くなったり、支離滅裂な言動が目立ちました。

障害等級も3級から2級になり、仕事も休職から退職、悲しかったです。

あなたにはわたしのように悲しい思いをしてほしくないです。

環境の変化に注意して、周囲とよく相談してから無理なく行動してくださいね。

適性検査を受けよう

あやこ

自分の適性ってなんだろう?

障害者職業訓練センターでは、適性検査を受けられる場合があります。

具体的な診断結果がもらえるので、どのような仕事に向いているのかを知るために有効です。

診断を受ける際、条件があるので確認してみましょう。

上記は、適性検査に関する参考記事です。

おすすめの仕事がみつかる方法おしえます3選

障害者向け転職エージェント

キャリアコンサルタントに相談することで、自分に合った仕事探しをしましょう。

大手・優良企業の求人も豊富で魅力的なのも特徴のひとつ。

リモートワークやフレックスタイム制の求人も多数あります。

就職後のサポートも含め、伴走してくれる転職エージェントは心強いのでおすすめです!

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ジョブコーチ

障害者の雇用支援を行い、職場への適応を援助するジョブコーチがいます。

通勤時から付き添い、職場での業務や同僚など周囲との関係づくりを指導します。

職場内の人々に障害の理解を深めてもらうための支援などにも携わります。

地域障害者職業センターに相談してみましょう。

就労移行支援

あなたがまだ社会に出るのが不安であれば、利用しましょう。

就労移行支援では、一般企業への就職を目指す障害のある人に、就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをしています。

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よくある質問と回答

音や光の刺激に弱いけど、出社型で頑張りたい・・

イヤーマフや、色付きの眼鏡をつけて情報を遮断するなど対策する人もいるみたいです。

静かな部屋に移動させてもらったり、作業机の周りをパーテーションで囲うことを合理的配慮として許可している会社もあるみたいですよ。

担当者に事前に相談してみてはいかがでしょうか。

仕事中、頭の中が忙しくなった時どうしよう。パニックになってしまいそうです。

筆者は、頭の中が忙しくなった段階で、頓服を飲むなどします。

薬が効くまで1時間程度必要なので、それまでの間は作業ペースを落とします。

あらかじめ、不調になった時の対策を考えておくと慌てないのでいいかなと思います。

まとめ

統合失調症の症状は多岐にわたるので、自分に合う働き方も人それぞれです。

自分のことを知るには、信頼できる人と繋がって会話すること。

アドバイスのひとつとして、情報量が少ない仕事だと感覚過敏や妄想などの症状を抑えられると思います。

在宅ワーク、一般事務、清掃などの仕事がこれにあたりますね。

失敗してなんぼです。

辛抱して、焦らず、一歩一歩いきましょう。

あなたが、自分の特性に合うお仕事に巡り合えますように!

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